印刷に関わる技術情報をメインに書いています。

枚葉印刷と輪転印刷

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:staff   投稿日:2012年9月29日5:46 AM

現在印刷方式の主流の一つとしてオフセット印刷というものがあります。

オフセット印刷とは、刷版(絵柄のついたアルミ板)についたインキをブランケットと呼ばれる転写ローラーにいったん移し(オフ)、そのブランケットを介して印刷用紙に転写(セット)する印刷方式です。
そのことからオフセット印刷と呼ばれています。
オフセット印刷には大きく分けて2種類あります。枚葉印刷輪転印刷です。

枚葉印刷

決まった大きさの紙を1枚ずつ機械に通して印刷する方式です。リーフレット、パンフレット、ポスターなど商業印刷物に広く使われています。写真などを美しく見せたいなど、クオリティーを求めるものに適しています。

輪転印刷

印刷機にロール紙をセットして印刷する方式です。枚葉印刷の数倍の高速で連続的に印刷でき、また、機上でインキ乾燥、用紙の折りと断裁ができるため、新聞、折込みチラシ、雑誌など短時間で大量の部数が必要な印刷に適しています。ただしセットできるロール紙の幅はオフ輪機の機種に制約されます。

一概に印刷物といって上記の他にもさまざまなタイプの印刷機(グラビア、フレキソ、シルク、活版 etc.)で印刷されています。
今度印刷物を手に取った時、「どんなの印刷機で印刷したのかな。」と考えてみるのも面白いかもしれません。

特色データ作成についての2つの注意点

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:staff   投稿日:2012年9月20日5:14 AM

特色とは、CMYKでは表現できない色を使いたいときに使うものです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

この特色を用いた印刷物をIllustratorなどのデータで作成する際、注意点が2つあります。

特色はレギュラー(CMYK)の色に置き換える

まず一つは、「特色で印刷するデータであっても、データ上の色はCMYKのどれかに置き換えること」です。
…少しわかりにくいかもしれませんね。

たとえば、「金」の特色で印刷したいものがあるとします。
しかしその場合「金」で印刷したい部分のデータは「金」の色を使ってはいけないのです。

金色で印刷したい…

では、データはどうすればいいでしょうか。

答えは下の画像のようになります。

金の部分をスミ(Black)に置き換えます!

この例ではスミ(Black)で置き換えましたが、CMYKどの色に置き換えても構いません。

また、金色1色だけで印刷するのであればこのままで何も問題ありませんが、
もしCMYKのレギュラーの4cにプラスして特色を使いたいのであれば、「レギュラーのK」と特色である「金用のK」が混在し、わからなくなってしまいますよね。
そういった場合はレイヤーを分けたり、別ファイルにしたりすることでCMYKと特色のデータを分けてあげれば大丈夫です。

では 「2色(または3色)の印刷物 + 特色」 の場合は…?
そうです、CMYKの中で使っていない色に特色を割り当ててあげれば良いのです。

データ上の色が印刷する色と異なることになるので、慣れないと違和感があるかもしれませんが、印刷をする際にはもちろん指定された色のインクで刷るので問題ありませんよ!

スウォッチでの特色の設定は解除する

注意点のふたつめは「スウォッチの設定」です。
イラストレーターではDICやPANTONEなどの特色の色がスウォッチパレットに入っており、データ上で疑似的に表現できるようになっています。
しかしこのスウォッチをそのまま使ってしまうと、自動的にCMYKに振り分けられてしまい、印刷時に違う色になってしまったりと、思いもよらない仕上がりになってしまう場合があります。
(特色はそもそもCMYKでは表現が難しい色ということなので…)

そういった事を避けるため、特色で印刷したい場合にはきちんと上記のようなデータを作成するようにして下さい。

ちなみに、スウォッチの特色は簡単にCMYKに変換することができます。
特色になっているスウォッチをパレット上でダブルクリックして「カラータイプ」の項目を「特色」ではなく「プロセスカラー」に変えるだけです!
特色の色に近いものをCMYKで表現したい…なんて時には、この操作をしてあげれば大丈夫です。

プロセスカラーが選ばれているか確認してみてくださいね

「特色」の設定になっているスウォッチの右下には黒い丸がついているので、これがあったら注意してみてください。

こうなっていると特色の設定になっていますよ

ただし、この場合はあくまで疑似的な色です。
特色ではないので印刷時に色が思っていたものと異なる場合があることをご了承くださいね。

以上、特色を使用する際のデータの注意事項でした。
データが正しく作れたら、特色の色の指定もお忘れなく!

色の連想

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:H.E   投稿日:2012年9月11日7:54 AM

私たちはたくさんの色をみることにで、さまざまな連想を思い起こします。概ね見た色と関連性のある物や事柄になります。この連想する働きは、花や自然といった具体例なものと、抽象的な楽しい、悲しい、情熱など感情的なものがあります。

例えば『赤』色から連想するものは、リンゴや薔薇、口紅、イチゴなどの具体的なものと、抽象的な情熱、興奮、危険などがあげられます。『青』色なら空、水、自然、忠実、沈着、さわやかなどです。このことから、売り出しセールのチラシだったり、危険を知らせるようなものには、『赤』色を使うことが多く、エコや自然環境のポスター、涼しさやさわやかさを出したいものには『青』色を配色することでより効果的に伝えることが出来るのです。

私たちは多種多様な印刷の仕事をしているので、このような色の連想作用を意識し、これからもお客様の要望に応えられるよう取り組んでいきます。

DTP作成上の注意点 文字のアウトライン

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:staff   投稿日:2012年8月26日2:53 AM

当社では、お客さまからデータをお預かりし、印刷物を作成することがあります。

その時の作業のひとつに、お預かりしたデータをチェックするという工程があります。ここで、データが印刷に適したデータであるかどうかを確認します。データに不備があれば、印刷できないので、この工程は大変重要な工程といえます。

 

さて、今回は、データチェックの項目のひとつ、「文字のアウトライン」についてお話しします。

 

お客様からお預かりするデータのなかで、イラストレーターで作成されたものも数多くありますが、そのとき忘れてはいけないことの一つに、文字のアウトライン化 があります。

文字のアウトライン化とは、文字をパスで出来たオブジェクトに変えることです。

お客様がデータを作られたパソコンと、当社のパソコンに同じ種類のフォントが入っているとは限りません。

データに当社にないフォントが含まれていると、開いた時に代替フォントに置き換わってしまい、レイアウトが崩れてしまいます。

文字のアウトラインがとられていれば文字はオブジェクトになっているので、フォント情報に左右されることなくどのパソコンで見ても同じように表示されるのです。

アウトライン化の方法はとても簡単です。

アウトライン化したい文字を選択して、「書式」メニューから「アウトラインを作成」を選択します。

ただここで注意しておかないといけないのは、一度アウトライン化してしまうと後で文字を編集できなくなってしまうことです。

アウトライン化したデータは出力データとして、印刷会社に渡す用に「別名保存」し、編集データとは別にしておくとよいでしょう。

フォントをアウトライン化せずにオープンタイプフォントを使用することもありますが、それはまた別の機会に。

本をめくるように見るギャラリー

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:staff   投稿日:2012年8月18日12:23 PM

上毎印刷のこのサイトは、CMS(コンテンツマネジメントシステム)のWordPressを使って作成しています。
ブログを更新するような感覚で簡単にサイトを運営できるWordPressには、「プラグイン」といわれる拡張機能を追加することで様々な機能を付けることが出来ます。

本のように写真をめくれるギャラリー

今回、本のようにページをめくるギャラリープラグインを使ってみました。
飲食店のメニューや美容室のヘアカタログを見せる等にいいかもしれません。
素敵な写真を使えばかっこいいギャラリーになると思います。
サンプルを見る
bookimage

撮影立ち会いにて

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:H.E   投稿日:2012年8月11日8:54 AM

先日、あるポスター制作のため、撮影立ち会いをしてきました。
カメラマンには事前にカンプを渡していて、こちら側のイメージを伝えてありましたが、当日の天気だったり、被写体の状態などによっては、臨機応変に対応しなければならないことがあります。
今回の撮影は被写体を後でデータ修正(切り抜き)することになっていました。通常は被写体の背面に白いペーパー等を貼って切り抜きをしやすいように撮影しますが、今回製作するポスターの背面には鮮やかなブルー(青)が決まっていたので、白い背面だと画像を切り抜いた際、白が残ってしまう危険がありました。そこでカメラマンと相談し、ポスターで使用する色に近い青色のペーパーを背面にして撮影することになりました。
その結果、画像修正は作業しやすく、切り抜き画像に違和感を与えない仕上がりにすることが出来ました。
状況が変わる事はよくあり、その場ですぐに判断しないといけないので、日々勉強し、経験を積み重ねて、色々対応していけるように努めています。

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適正な印刷をするためのデータの作り方<1> 総インキ量

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:staff   投稿日:2012年8月3日10:49 AM

データ作成時についつい忘れてしまうことに”濃度オーバー”があります。

面積の広いスミの部分を締まりのある黒にしたいということで、K=100%ではなくわざとCMYK掛け合わせ(リッチブラックといいます)で色を付けることがあります。

その際、例えば総インキ量がC=40%M=40%Y=40%K=100%合計220%程度の濃度なら問題ないのですが、C=100%M=100%Y=100%K=100%のようにすべてを100%にしてしまうと総インキ量が400%と濃度オーバになってしまい印刷時に「裏移り」を起こしてしまったり、「逆トラッピング」を起こしてしまったりします。

通常、総インキ量の限界値は新聞では250%、雑誌広告では320%、一般商業印刷では300~360%といわれています。

裏写り(裏付きとも言います)とは、印刷した紙が重なった時、上側の印刷物の裏面にインキが転写されてしまう現象のことです。

またこの状態がひどくなるとインキが接着剤のような役割をしてしまい紙同士がくっついてしまうブロッキングという現象が起きることもあります。

印刷時にはパウダーと呼ばれる粉を吹きかけて裏写りを防止する策をとっていますが、濃度オーバーの状態ですとそれらを行なっても裏移りやブロッキングしてしまいます。

逆トラッピングとは、先に刷ったインキが後胴ブランケットにとられてしまい、版を介してとられたインキが後刷りインキユニット(ローラ)にあがり、インキが濁ってくることです。

インキが濁ってしまうと適正な色味を再現できなくなってしまいます。


綺麗な印刷物に仕上げるためにも忘れないでおきたいことです。

2色印刷の醍醐味

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:H.E   投稿日:2012年7月26日5:24 AM

2色印刷の場合、4色フルカラーの表現力を、別の要素で補わなければなりません。特色同士を掛け合わせることで、ある程度の色のバリエーションは作ることが可能です。

特色には、プロセスインクにないインパクトを出せるというメリットがあります。しかし、データを作る段階では直接特色を指定するのではなく、シアンやマゼンタといったプロセスカラーを特色の代用(たとえば、DIC 100の代わりにシアン、DIC 200の代わりにマゼンタといった具合)として製作するので、正確な色が確認できないというデメリットもあります。実際の印刷での色を把握しにくいため、ソフト上で掛け合わせをシミュレーションしても、実際の色とは異なることもあり、印刷してみないと正確な色は分かりません。

このように2色印刷は奥が深く手間もかかりますが、それぞれの媒体のコンセプトを効果的な色を用いてインパクトのある表現を出せることが、2色印刷の醍醐味といえると思います。

クリアファイル、ゴルフボール、Tシャツプリント

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:A.K   投稿日:5:21 AM

オンデマンドクリアファイル上毎印刷の新しいサービスとして、クリアファイルプリントゴルフボールプリントを行います。

クリアファイルは半透明の既製品に刷りこむ形で、少ない部数に対応したサービスです。透明なものや部数の多いものは、従来どおりでご提供していきます。随時、サンプル品をアップしていきますので、興味のある方はお問い合わせください。

ゴルフボールは1ダースよりお受けします。

Tシャツについては、ご相談ください。

このように、上毎印刷は新しいサービスを展開していきます。

こんなこと出来るかなと思ったら、ぜひご相談ください。

伝えたいイメージを表現する文字の選び方

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:staff   投稿日:5:20 AM

文字1つひとつの形を「字体」といいます。
字体は書体(形)やウエイト(線の太さ)などの関係でなりたっており、それらの違いによって文字から受けるイメージも変わってきます。

シリアスなイメージ表現

シリアスなイメージ表現信憑性、信頼性などのイメージを持たせたい場合には明朝体が適しています。
書の筆跡を残しつつ、シャープなラインで構成されているため、洗練された書体として完成されています。

  • 文字揃えをシンメトリー、センター揃えにするもの効果的です
  • 暗色、濁色、寒色系の色を使うのも有効です

男性的・強さのイメージ表現

男性的・強さのイメージ表現強さのイメージを表現するときには、重量感のある書体を使うのが一般的です。和文ではゴシック体、欧文ではサンセリフ系の書体です。

  • 書体を大きく扱うと効果的です
  • 背景とのコントラストが強い色を使うとさらに力強さを表現できます

かわいらしさのイメージ表現

かわいらしさのイメージ表現かわいらしさや子どもっぽさを表す場合には、曲線的でウエイトのある書体が効果的です。
和文では丸ゴシックや、ひらがなのように曲線の多い文字も適しています。

  • 効果を高めるためには、明るい色やあざやかな配色を使います

紙の種類のいろいろ

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:staff   投稿日:5:17 AM

ちらし、雑誌、パンフレット、ポスター、ハガキ…私たちの身近には沢山の印刷物が溢れています。
印刷とは、簡単にいうと「紙にインクで図柄を写すこと」です。
しかし、その紙にも沢山の種類があることをご存じでしょうか。

印刷用紙の種類は大きく分けて「塗工紙」と「非塗工紙」の二つに分けられます。

「塗工紙」とは

紙の表面に白色顔料と接着剤などを混ぜた塗料を塗り、磨き加工を施し、美感や平滑さを高めた紙のことをいいます。
平滑な表面と白色度、インキの吸油度を高めることでよりシャープな印刷効果を得ることが出来るように工夫された紙です。
塗工紙の中でも、塗料の多さなどによってアート紙、コート紙などに分けられます。

「非塗工紙」とは

紙の何もコーティングしていない紙のことです。
新聞や書籍の本文ページなどによく使われています。
表面の白さに違いもあり、その白さによって「上質紙」「中質紙」「更紙」などと分けられています。

紙の使い分け

一般的に非塗工紙は色が「沈む」傾向にあるので、
色の発色が重要な、カラー写真などが主となる印刷物(ポスター、カタログなど)には塗工紙、
書籍の本文、コピー紙、ノートなどの印刷物には非塗工紙が適しています。

また塗工紙はその性質上、紙の表面がツルツルした、光沢のあるものとなりますが、その光沢をおさえた「マット紙」などもあります。

「どんな絵柄を、どの紙に印刷するのか」の選択は、仕上がりに大きく影響してくるところでもあります。

上に挙げたのはあくまでも一般的な例であり、
印刷物の狙いによって、あえてカラー写真のものを非塗工紙に印刷したり、高級感を出すために書籍の本文をマット紙にしたり、といったものも多くあります。
塗工紙・非塗工紙の中でも各メーカーごとにとても沢山の種類があり、それぞれに色々な個性があり、悩んでしまうところでもありますが、
「どんな印刷物を作りたいのか」そのイメージをしっかりと持ち、それに適した紙を選択することが必要なのです。

印刷の基本・紙積み

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:staff   投稿日:2012年7月4日8:27 AM

枚葉印刷機で印刷するときに行う作業の一つに“紙積み”というものがあります。

その名の通り台の上に紙を積んでいくのですが、ただ積むだけではいけません。

紙の側面がデコボコしていたり、一枚だけ紙が飛び出ていたりすると印刷時に止まってしまいます。

きれいに積むテクニックの一つに「かぜ入れ」があります。

紙の隙間に空気を入れてあげて紙を揃えやすくし、スムーズに印刷できるようにします。

簡単そうに思えますが、この作業結構難しいんですよ。

簡単な紙積みの流れは次のようになります。

1.積む紙を用意します。最初は写真のように紙に包まれた状態になっています。

2.包装をはがしながらひたすら積んでいきます。しっかり「かぜ入れ」をしてあげないとうまく積んでいけません。

3.紙積みの終了です。側面がしっかり揃っているのがわかります。

“紙積み”が疎かになっているとうまく紙が印刷機に送られず良い印刷ができません。

とても地味に思えますが、印刷する上ではとても重要なことなのです。

オーバープリントについて

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:staff   投稿日:2012年6月27日3:29 AM

印刷でよくあるトラブルの一つに挙げられるものに、オーバープリントの問題があります。

通常、カラーの印刷物では、4色のインク(CMYK)を使って色を表現します。
イラストレーターなどのソフトでもこの4色の数値で色を調整していきます。
しかし、実際の印刷では、インクの色ごとに刷版が作られ、1色ずつ刷っているのです。

つまり4つの版を使って順番にインクを刷り重ねることで印刷が行われる、ということです。

インクを刷り重ねていく、ということなので、
それぞれの版の位置が少しでもずれてしまうことがあると、異なる色が隣り合っている部分で隙間ができ、本来見えるはずのない部分に紙の白が見えてしまうことになります。
これを版ズレと言い、場合によってはデザイン的な品質低下にもつながってしまいます。
それを避けるために「オーバープリント」の処理が存在します。

オーバープリントとは「色と色とをそのまま重ね合わせる」という設定で、
オブジェクトが重なっている場合に、上のオブジェクトだけでなく下のオブジェクトの色も印刷するというものです。

つまり、「下の色+上の色」になっているということです。

通常、スミ(K100%)の色はこのオーバープリントの設定がなされています。
スミ100%の色は濃いため、下に他の色があってもそれほど影響を受けないからです。

しかし、スミ文字(K100%)であっても、注意しなければならない場合もあります。

下の画像の、絵柄の上に載る太いスミ文字を見て下さい。

スミ文字(K100%)は通常オーバープリントの設定になる、と上で述べましたが、良く見ると文字の下側に下の図柄の境界線が表れています。(※通常モニタ上ではわかりません。)

スミのインクであっても、「下の色+上の色」になっていることは変わりがなく、完全に下の色を覆い隠すことが出来るわけではないからです。

面積が狭く、また図柄の境界線でない部分では殆ど気にならないのですが、上の例のように大きな面積のものの場合はどうしても色の境目がはっきりと表れてしまうのです。

こういった場合は、文字の色を「K100+シアン30~50%」などに設定することによりオーバープリントの処理を外すことが可能となります。

また、スミ以外の色にオーバープリントの設定をした場合は、大きなトラブルにつながる可能性があるので注意が必要です。

オーバープリントとは、前述した通り「下の色+上の色」になるということなので、

背景を青にし、上に黄色のオブジェクトを重ねると、仕上がった際にオブジェクトの色は緑になってしまうのです。

スミ以外の色同士を重ねる際には、特別な理由がない限りオーバープリントの処理を行わないようにすることが重要です。
(スミ以外の色を重ねる際にはオーバープリントではなく「抜き合わせ」等と呼ばれるいう処理を行うことによって上記のような版ズレなどのトラブルを避けることが出来ます。)

データと印刷したものとで色が変わってしまうというトラブルを避けるためにも、
オーバープリントの危険性を認識し、むやみにオーバープリントは使用しないという意識を持ってデータを作成することが大切です。

文字の大きさを表す級数とポイント

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:staff   投稿日:2012年6月21日4:52 AM

文字の大きさを表す単位には、
日本のミリメートル法にもとづいた「級数」
欧米で使われていた「ポイント」という2つの単位があります。

級数

1級は0.25mmです。
本文などで多用する12級という文字サイズが、0.25mm×12で、3mmとなります。
必要な字数を収めるためのスペース計算など、紙面設計が簡単に出来るのが級数のメリットです。

ポイント

1ポイントは1/72インチです。
日本ではJISがアメリカポイントを採用しており、1/72インチ=0.3514mmになっています。
WordやExcelなどのソフトで文字サイズを選ぶときに、みなさんもよく使っているはずです。
文字の大きさを表す単位として、一般の人にもなじみ深い呼称です。

書体による見え方の違い

同じ大きさに指定した文字も、書体によって実際に感じる大きさが異なります。
同じ明朝体、同じゴシック体であっても、書体のデザインによって字面が異なります。
そのため、小さい文字でも読みやすい書体、小さい文字だと読みにくい書体があることを考慮して、大きさの調整をする必要があります。
書体による見え方の違い オンライン カジノ

色の錯覚

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:H.E   投稿日:2012年6月6日8:38 AM

人には感知しやすい色や寒く感じる青系などの寒色、飛び出して見える赤系の進出色など、さまざまな特徴を持っています。

その中のひとつに、色に錯覚がおきる不思議な対比現象があります。
ある色の背景にその色よりも高い彩度色を配置すると、前面の色は本来の色より彩度が低く見えるようになります。また前後を反対に配置すると手前の色は彩度が高く見えてしまします。

2つの図の中心にある色は、どちらもまったく同じ色です。右の図のほうが左に比べて明るく鮮やかに見えると思います。

これは気に入って買った洋服が店の外や違う場所で見てみると、派手に見えたり地味に見えたりする経験があると思いますが、まさにこれが「彩度対比」によるものです。このように周りの色に影響され、本来の色に見えなくなることもあるので、色の難しさは尽きません。

製作上こういった色の錯覚などにも注意しながら今後も取り組んでいきたいと思います。 オンライン ブラックジャック

印刷用データのカラーモード(CMYK)について

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:staff   投稿日:2012年5月24日2:45 AM

昨今では、お客様の作成したデータをお預かりし、印刷のみ行うという仕事も多くあります。

そこで今回は、印刷用データ作成時のお願いについてです。

まず、一番最初に確認して頂きたいのは、カラーモードです。

テレビやパソコンなど、デジタルの画面上で見るものは“光の三原色”「RGB (Red(赤)・Green(緑

)・Blue(青)」ですが、
印刷用のデータは「CMYK Cyan(シアン)・Magenta(マゼンタ)・Yellow(イエロー)・blacK(ブラック)」カラーです。
(色についての基礎知識はこちら

基本的な部分ではありますが、リンクしている画像などがRGBになっている…というデータを度々見かけます。
本体のカラーモードだけでなく、リンクファイル一つひとつのカラーモードの確認もしていただくことが、色のトラブルの回避にも繋がります。

また、RGBのものをCMYKに変えた時、見落としがちなのが「黒(black)」の色です。
RGBをCMYKに変換すると、黒の部分がCMYKの4色になっている場合があるのですが、それに気付かずにデータを作成してしまうと、印刷でもその部分に4色の色が重なってしまうのです。

データ上ではあまり気にならないかもしれませんが、印刷をするときには見当不良などの問題もあるので、お客様への確認や修正が必要となる重要な項目です。

特別な理由がない限り、黒の文字などはK100%で作成するようにしてください。

「データで入稿してみたいけれど、設定などがいまいちわからない」
データ作成時に疑問に思うこと、不安に感じることがあればお問い合せ頂ければと思います。

日本語組版のルール ルビ

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:staff   投稿日:2012年5月12日12:38 PM

ルビとは


文章内の文字に対し、「ふりがな」「説明」「異なる読み方」といった役割の文字を、文章より小さな文字で記すもののことです。ルビをつけることを一般的に「ルビを振る」と表現します。

「ルビ」という名の語源は、ルビを振る大きさの活字のことをイギリスでは「ruby(ルビー)」とよび、日本ではその活字を「ルビ活字」とよんでいました。
そして「ルビ活字」によってつけられた「ふりがな」「説明」などのことも「ルビ」と呼ぶようになりました。
昔のイギリスでは、活字の大きさを宝石の名前をつけて読んでいたようです。

ルビの種類

ルビは親文字(被ルビ文字)の字数とルビの字数によって種類があります。
標準は、ルビを親文字の中央に揃える「中つき」。
頭揃えで組む「肩つき」。
片仮名ルビや熟語訓、当て字などをまとめる「グループルビ」という組み方があります。
ルビの種類:中つき、肩つき、グループルビ

ルビの文字の大きさは親文字の半分が標準です。
見出しなど大きな文字にルビを振る場合は、半分の大きさだと目立ちすぎるので任意の大きさに調整した方がよいです。

ポスター・ちらしデザイン、世代別の好み

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:H.E   投稿日:2012年5月9日5:06 AM

チラシやポスター、パンフレットなど新しく制作するにあたり、まず最初に考えることのひとつに、その商品のターゲットの世代を決めることがあげられます。

世代によってデザインの好みに違いがあることを知っていますか?
たとえば、現在の25歳位(団塊ジュニア)の世代では、デザイン志向がありレトロな雰囲気のデザインが好き。
35歳位の世代では、ベーシックなもので上質、シンプルで飽きのこないデザインが好き。
45歳位では、個性的で派手なデザインが好き。
55歳位(団塊世代)では、平均的なデザインを好む。
など、必ずしもあてはまるという事はありませんが、このような傾向があるといわれています。

デザインをする際に制作者の世代好みのものになってしまいがちですが、上記の傾向をふまえ、制作物がターゲットの世代に気に入ってもらえるデザイン等を意識して、これからも取り組んでいきたいと思います。

印刷の見当不良

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:staff   投稿日:2012年5月2日1:08 AM

印刷物を見ていて”なんか色がずれてる”と感じたことはありませんか。
その要因の1つに「見当不良」があげられます。

「見当不良」とは、字の通り見当がずれている状態を言います。
例えば正常な状態だと下の写真のようにきれいに見えます。

しかし、見当がずれていると下の写真のように特定の色だけずれてしまい、絵柄がきれいに再現されません。

原因としては、用紙の伸縮や印刷タイミングのずれ、刷版時の位置ずれなど様々です。
紙のくわえ側(印刷機が紙を運ぶ際に爪と呼ばれるものでつかんで送り出しているが、その爪がつかむ紙の部分)ではあってるのにくわえ尻側(くわえ側とは反対の部分)ではずれているなんてこともあります。

印刷機のオペレーターをやり始めたときは、版の見当合わせだけで四苦八苦していたものです。

この見当不良に関連するのですが、印刷データを作るときにスミ文字のところをK100%ではなく4色掛け合わせで作ってしまうと、見当がずれたときに見栄えが悪かったり、見えずらくなってしまうので、わざと文字に迫力をもたせたいなどの意図がある時以外はやめましょう。

名刺のデザイン

カテゴリー:もっと上毎ブログ   投稿者名:staff   投稿日:2012年4月24日9:19 AM

 

名刺のお仕事を沢山いただくこの時期。(ありがとうございます!)

会社の数だけデザインがあり、見比べてみると様々な特徴が興味深くもあります。
カラフルな、楽しげな雰囲気のものだったり、1色だけでまとめた落ち着いたものだったり。
また、使われている紙にも色々な種類があります。

心機一転、名刺のデザインを新しいものにしたい…なんて考えことがある方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
普段身近にあるものでも、いざ自分で作ってみようとすると意外に難しいものです。

下の画像は、名刺の基本的なレイアウトです。

社名・店名が一番上に、名前を真ん中に、住所や電話番号は一番下に。
ビジネス名刺などで良く見る、オーソドックスなレイアウト。

あまり知られていないここでのポイントは、オレンジの線


つまり、社名、名前、住所など、各カテゴリの先頭部分が一直線上に並ぶように配置してあげる、ということです。(縦型のものでも同様です)

この事を意識するときれいな仕上がりになってくれますよ。

最近はメールやHPのアドレスなどを入れる場合も多いので、横型名刺の方が多いようです。

 

横型でも縦型でも基本は同じですが、使われる文字(書体)には少し違いがあります。

名刺に使われる書体には、良く使われる「明朝体」の他に、「楷書体」「ゴシック体」などがあります。

明朝体より少し和風な書体である「楷書体」は、縦型の名刺で良く使われます。誠実さや伝統的な印象を出すのに適している書体です。(見本の縦型名刺の書体は楷書体です)

一方ゴシック体横型名刺に多く使われます。(見本は明朝体ですが…。)ゴシック体は新しさや親しみやすさを感じさせる書体です。

同じ内容でも、書体の違いによって雰囲気もだいぶ変わってきますので、書体選びは重要です!

 

「人と同じじゃつまらない。」
「ちょっと変わった、インパクトのあるものがいい」

そんな意見も聞こえてきそうですが、基本がわかっていてそれをいじるのと、基本を知らずに好き勝手つくるのでは全く違うものです。

どんなにカッコよく作っても、受け取った方が読みにくければ意味がありません。
受け取った人に、自分たちの思いが伝わるような名刺を作っていきたいものですね。

ちなみに…デザイン名刺の例も載せておきます。

 

 

 

自分を、会社を表現するツールとして、名刺を存分に活用していきましょう!

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入稿データの作り方

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