2015年8月17日~28日間の10日間、2015年インターンシップを弊社において実施しました。
学生たちは企画からデザインを行って等身大パネルを作成したほか、印刷工程の見学や、営業に同行して実際の業務を体験しました。
また、グループディスカッションで印刷業界の今後についてを話し合いました。

インターンを終えての感想

(大学生 男性)
今回のインターンシップで自分自身の等身大パネルの作成を行いました。
自分が営業担当で仕事を一緒にしたいと思ってもらえるパネルを作ると決め、スーツ姿と趣味のおもちゃやマンガを持った姿を撮影し、合成して一枚のパネルとしました。真面目に仕事をする姿と、自分の個性を同時に見て知ってもらうことで親近感や意外性を感じてもらうことを狙いとして作成しました。
また、営業の社員さんに同行させていただき、企画、デザイン、営業と様々な経験ができた10日間でした。
印刷業界に抱いていたイメージもがらっと変わり、真面目さとクリエイティブな活動を合わせもった職場だと知ることができました。職場のこと、職業のことを理解し就職活動に挑めるよう努めたいです。
 
(大学生 男性)
私は今回のインターンシップで、注文を受けたものを印刷するという今までの印刷会社へのイメージが大きく変わりました。
上毎印刷さんは企画からデザインまで行い、印刷までするという、ゼロから物をつくり上げていくというもので、新しく導入した印刷機による等身大パネルの制作では、写真を撮り画像を編集した後に印刷するという流れを実際に行うことができたのは、貴重な経験であり、ゼロから物をつくるという難しさ、楽しさを知ることができました。
現在の印刷技術は、水や空気以外には印刷できるほどに優れ、デジタル化が進む現代でも印刷会社が在り続ける強さがあると感じました。
物事には様々な可能性が秘められているため、もっと多角的な視点を持って物事を見られるようにしていきたいです。
 
(大学生 女性)
インターンシップでは、新しいプリンターを使用したパネルの製作などのデザイン関係の体験や、営業に同行させていただきその仕事と役割を学ぶ体験の他、ディスカッションなど10日間という期間の中で多くの事を経験させていただきました。
それによって上毎印刷さんが行っている事業内容をより深く知ることができたのと同時に、今の印刷業界に求められている企画力や特化性などについても考えることが出来ました。また、このインターンシップで社会人の方と直接お話をし様々な考えを知ることが出来たことも私にとって大きな糧となりました。
これらの経験を就職面でも日常面でも生かせるように努力したいです。
 

学生による「印刷業界の今後について」報告書

一部を抜粋

積極的なPR

印刷業界は他社の宣伝に関わることも多く宣伝に精通していると考えられますが、一般の人が印刷会社の事を知らないことから、自社の宣伝の効果が薄い企業が多いことが分かります。なので、業務の内容や実際の製品を積極的に宣伝することで、印刷業界の実態を知ってもらう必要があります。私たち自身もインターンシップが始まる前は、印刷会社は他の業者や個人からの注文を受け、印刷を行うのみという受身な業務体系なのではないかというイメージを持っていました。ですが、実際は企画やデザインからの注文を受けている企業があり、紙だけではなく水と空気以外なら印刷できると言えるくらい技術が進歩していることを今回のインターンシップで知りました。一般の方に知ってもらうために、今後は印刷業界も自社の宣伝を積極的に行うことが求められていると感じました。

まとめ

現状のままでは印刷業界は縮小することが予想されます。その中で生き残るために、業務の多様化、紙媒体の価値の上昇を利用すること、積極的なPRが必要となります。特に、小規模な会社では、地域に根付いた経営をするとともに、企画力やブランド力を持つ特化した印刷会社を目指す事が求められるのではないでしょうか。