トンボとは
印刷用語で「トンボ(とんぼ)」とは、断裁の位置や、多色刷りの見当合わせのための印のことをいいます。
十字の形がとんぼに似ていることからこの名称で呼ばれているそうで、イラストレーター等では「トリムマーク」と呼ぶこともあります。
仕上がりのサイズや位置などの基準となるので、印刷においてとても重要なものです。
コーナートンボ
コーナートンボは、仕上がりの四隅に付いているトンボで、内トンボと外トンボがあります。
内トンボと外トンボの間隔は通常3mmです。
内トンボは仕上がりサイズを指し、内トンボ同士を結んだものが仕上がりサイズとなります。
内トンボから外トンボの間は「塗り足し」部分です。
センタートンボ
仕上がりのセンターを示すために描かれる十字型のトンボです。面付け作業を行う際にセンターがずれていないかを確認するためなどに使用されます。
その他のトンボ
その他にも「折りトンボ」といって折りの位置を示すために描かれるトンボなどもあります。
スムーズな製品づくりのためにも入稿前にしっかりと確認することをおすすめ致します。
塗り足しとは
印刷したものを仕上がりサイズで断裁する場合には、数百枚~数千枚の紙を重ねて断裁します。
その際わずかなズレが生じて、データどおりの仕上がり位置で断裁できないこともあります。
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そのため、ズレても白地が出ないように外トンボまで絵柄を続けておきます。
これを「塗り足し」と言います。
塗り足しは「裁ち落とし」、「ドブ」、「裁ち切り」等、業界や企業によって様々な呼び方があります。
仕上がりサイズの端まで画像や塗りなどをデザインされている場合は、必ず仕上がりサイズより3mm外側まで絵柄等を伸ばしてください。
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