フォントの埋め込みについて
お客様が作成されたPDFデータで入稿するケースが増えましたが、
その際にあるトラブルで、「フォントの埋め込み」がされていないデータがまれにあります。
フォント埋め込みについて
フォント埋め込みとは、作成したデータで使用しているフォント情報を、PDFデータ内に取り込むことです。
フォントの埋め込まれていないPDFデータは、当社でお客様と同じフォントを所有していない場合、
代替フォントに差し換わってしまいます。
そのため、お客様の意図したデザインと仕上がりが変わってしまいます。
※当社では、フォント埋め込みに対応しているのは基本的にOpenTypeフォントになります。
MacとWindows 間のクロスプラットフォームの実現、文字種の拡大のニーズに応えるため開発されたフォントです。
フォントのアウトラインデータを送信して出力を行う「ダイナミックダウンロード」に対応しているため、プリンタフォントを必要とせず、出力時の解像度制限がありません。
フォントの埋め込み方法
Illustrator、InDesignなどの場合
データを作成しているソフトがAdobe IllustratorやInDesignであれば、
PDFを書き出す際に自動でフォント埋め込みになります。
Word、Excel、PowerPointの場合
※Office2007の場合です
1.[ファイル]メニューから[名前を付けて保存]/[PDFまたはXPS]をクリックします。
2.[標準]にチェックをいれて、[オプション]をクリックします。
3.[オプション]ダイアログボックスが表示されたら、[ISO19005-1に準拠]にチェックを入れます。
4.[OK]をクリックします。
5. 保存場所を選択し、[発行]をクリックして完了です。
PDFのフォントの埋め込みを確認する方法
PDFをAcrobat・Adobe Readerで開きます。「ファイル」→「プロパティ」を選択します。
上の項目から「フォント」を選択します。
フォント名の横に(埋め込みサブセット)(埋め込み)という文字があれば、フォント情報が埋め込まれています。
フォントが埋め込まれていない状態
フォント名の横が空白です。何も記述がない場合はフォントは埋め込まれていません。
フォントを使用していない状態
「フォントを使用していない」「すべてのフォントをアウトライン化している」「すべてのフォントを画像化している」などのPDFには、フォント名が表示されません。
PDFデータの再入稿をお願いする場合があります。
トラブルを避けるためにも、フォントは必ず埋め込みにするようお願いします。
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