桜が咲き始めました。春ですね。
寒い時期は、気温が低く印刷のインキが硬いです。インキの乗りが悪く刷りづらくなります。
そこで、当社では毎朝インキ缶をあたためて軟らかくしていました。
インキの状態を表すのに「タック」や「フロー」という数値で表現します。
「タック」とは、インキの粘度(粘り気)のことをいいます。気温が低いと、タック値が高くなり印刷がしづらくなります。紙むけがしやすくなるのです。
気温と湿度は、印刷にダイレクトに影響します。
冬は、寒さと乾燥。夏は、暑さと高湿度につよい影響を受けます。インキが適度な硬さと粘度を持っていないと、さまざまな印刷トラブルが起こりやすくなるというわけです。
そんなわけで、”桜が咲いた”だけではなく、ストーブの前のインキ缶がなくなると、春のおとずれを感じたりなんてことも。
これも立派な春の光景です。
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