トンボ

印刷用語で「トンボ(とんぼ)」とは、断裁の位置や、多色刷りの見当合わせのために印刷する印のことをいいます。

十字の形がとんぼに似ていることからこの名称で呼ばれているそうで、イラストレーター等では「トリムマーク」と呼ぶこともあります。

トンボは四隅と上下左右のセンターに刷り込みます。

 

仕上がりのサイズや位置などの基準となるので、印刷においてとても重要なものです。

コーナートンボ・角トンボ

コーナートンボは、仕上がりの四隅に付いているトンボで、内トンボと外トンボがあります。
内トンボと外トンボの間隔は通常3mmです。
内トンボは仕上がりサイズを指し、内トンボ同士を結んだものが仕上がりサイズとなります。
内トンボから外トンボの間は裁ち落としのための塗り足し部分です。

センタートンボ

仕上がりのセンターを示すために描かれる十字型のトンボです。面付け作業を行う際にセンターがずれていないかを確認するためなどに使用されます。

その他にも「折りトンボ」といって折りの位置を示すために描かれるトンボなどもあります。

弊社ではデータ入稿の際、仕上がりサイズ+6mm(塗り足しの分)でのデータ作成をお願いしておりますが、印刷所によってはトンボが必須なところもあります。
スムーズな製品づくりのためにも入稿前にしっかりと確認することをおすすめ致します。

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