すでにご存知の方も多いと思いますが、色の表現方法には、パソコンやテレビのモニタに使われるRGB(レッド、グリーン、ブルー)と、印刷物のCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の2種類があります。

今回はこの2つをもっとわかりやすく説明したいと思います。RGBとCMYKの違いは、スポットライトと絵の具に例えられます。スポットライトは全てのスポットライトが一点に集中すると白くなります。光の混色であるRGBは、混ぜるほど色は白く明るくなり、鮮やかさが増します。これに対して絵の具は混ぜるほど色は濁り、黒になります。これにより、RGBとCMYKは、全く逆の性質であることがわかります。

このことから、CMYKはRGBに比べて色の再現領域が狭いため、RGBでは鮮やかな色も、CMYKに変換すると、濁った色になってしまうのです。RGBで印刷が出来れば良いのですが、RGBは光の3原色のため「光」は印刷出来ません。この色の落差を認識していないと、印刷をした際に色が変わってしまう事になるので、必ず確認をして作業しています。

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