大きい幅のグラデーションを使用している場合や、数回に渡って無理な色調整をした場合などにトーンジャンプが発生します。
↓遠くから見ていると自然なグラデーションになっているようですが

↓拡大してみると色の境目が線のようになってしまっています。

↑トーンを確認してみると、歯こぼれを起こしたようないびつな形になっています。
画面上やプリント上ではさほど気にならなくても、実際に印刷機で印刷すると色の境目がはっきりと表れてしまうことがあります。

 

トーンジャンプの修復

トーンジャンプを修復するには、画像にノイズを加え、トーンをなだらかで綺麗な形にします。

  1. [レイヤー]パレットで修復する画像を選択し、[レイヤーを複製]で画像を複製します。
  2. 複製したレイヤーのモードを[カラー]にします。
  3. 複製したレイヤーを選択し、メニューから[フィルタ]→[ノイズ]→[ノイズを加える]を選択します。
    [グレースケールノイズ]にチェックを入れます。分布方法や、ノイズを加える量は画像を見ながら調整してくだい。

修復画像に直接ノイズを加える方法もありますが、複製した画像の方にノイズを加え、さらにモードを[カラー]にしたほうがノイズが目立たず綺麗に修復できます。

ノイズを加えた後のトーンを確認すると、いびつな形だったトーンがなだらかになりました。